このたびの顕正会による日顕上人に対する許し難(がた)い誹謗(ひぼう)を受けて、妙観講理事の佐々木寛司氏は、浅井昭衛に対し五月二十九日付で、その虚偽を糾弾し厳しく回答を要求する書簡を送り付けた。
これは、顕正会が発表した日顯上人の御遷化(ごせんげ)に対する誹謗が、全く根も葉もない虚構であることを指摘し、このようなデタラメ極まる発表をさせたことについて、会長たる浅井の責任を追及したものである(以下、佐々木氏の書簡より抜粋)。
「まず、浅沼まさみが新横浜で出会ったという元日蓮正宗僧侶で還俗したという者の名前、そして彼にこのような話を聞かせたという日蓮正宗僧侶とは誰ですか。答えてください。
この二人の名前も出せないなら、この話の信用性はゼロ、ということになります。
浅井さんはこの伝聞の元となる人物達に、事前に確認をされたのですよね。
まさか、なんの確認も取らずに、このような発言をされるはずはないでしょうから、答えられますよね。責任持ってくださいね。
また、この某日蓮正宗僧侶からの伝聞であるとして、日顯上人の御遺体が安置されていた部屋には悪臭が充満していたとのこと。その安置されていた部屋とは、どこの部屋か、答えてください。
さらには、何度も白粉で死に化粧を施したと言いますが、では死に化粧をしたという者は誰ですか。答えてください。
客殿で日顯上人の御遺体にお別れをした僧俗は六〇〇〇名近くもいます。浅井さんが言うような、黒色となった顔を白粉で塗り固めたような死に化粧など、誰も見ていません。
浅井さん、この三点でいいです。一週間以内に答えてください。
貴方はこれだけ重大な、日顯上人の御臨終の事を、総幹部会という場で、恐ろしい形相だったと言いきったのです。
もし、またとぼけて答えないなら、この虚構を広くYouTubeで暴露拡散させてもらいます。」
顕正会の発表が確かな根拠あるものなら、そして浅井昭衛に宗教者としての潔(いさぎよ)さが欠片(かけら)でもあるなら、この追及に堂々と回答できるはずだが、これまで嘘に嘘を重ねて平然としてきた浅井昭衛のこと、また今回も回答することはないだろう、というのが大方の見方である。
(『慧妙』令和5年6月16日号より転載)