資料集

顕正会による執拗な悪宣伝が完全崩壊!日本音響研究所が『顕正新聞』記事を「大きな間違い」と断言

「カエリタマエは不自然な合成物」だって!?
浅井を擁護するために作った異常な物語(ストーリー)

顕正会は、天敵のごとく忌み嫌う理境坊所属妙観講に対して、様々な誹謗中傷を浴びせ続けてきた。
その数多の誹謗中傷ネタの中で、顕正会が最も持ち出してくるネタの一つが、いわゆる〝音声データ捏造事件〟と称する誹謗である。

〝事件〟の発端は浅井の立てこもり
「捏造だ」と誹謗に躍起の顕正会

この〝事件〟は、令和元年五月十九日に、妙観講の女性講員三名が浅井昭衛宅を訪問したことに端を発する。

女性講員三名は、出てきた浅井の娘に浅井への面会を求めたが、拒否され、断念して帰宅しようとしたのだが、なんと、持参していたICレコーダーに、「カエリタマエ!」という男声が録音されていた(この男声は、ICレコーダーの音声データを解析した「日本音響研究所」が発見したものである)。

浅井宅から発せられた男声─、その声の主は浅井昭衛以外にありえない。
その情報を受けた本紙が、令和元年七月一日号で、「女性講員の折伏から逃避した浅井昭衛」「『不在だった』などのゴマカシは通用しない!」との大見出しを打ち、この事実を報道。

すると顕正会は、〝この時、浅井センセーは不在だった。ゆえに『慧妙』の記事は作り話であり捏造だ〟と反論してきた。

そこで本紙は、動かぬ証拠である音声データをWeb上に公開。さらに、日本音響研究所の〈この音声データには、異なる録音をつなぎ合わせた形跡は見当たらない〉とする「分析結果報告書」を掲載した。

すると顕正会は、別の分析機関による鑑定意見書を根拠に「この音声データは、事後的に合成されたものと思われる」として、本紙及び妙観講に対し、

「『慧妙』が公開した『かえりたまえ』の音声は、事後的に合成されたものであることが完全に証明された」

「(妙観講講頭・大草氏は)音声データの『捏造』という反社会的な行為に手を染め、それを世間に公表して宗内外の者を欺(あざむ)いた」
等々と誹謗中傷を浴びせてきたのである。

こと、ここに至っては放置しておくわけにいかず、令和元年十一月、妙観講が顕正会側を名誉毀損で提訴し損害賠償を求めるに至った。

以後、この問題は裁判で争われたが、裁判所は、〝顕正会が音声データを捏造だと判断したのは、鑑定士の鑑定もあったのだから、やむを得なかったものと認められる〟との理由で、損害賠償を求めた妙観講側の訴えを退けたのである(要するに裁判所は、音声データの真贋〔しんがん〕を判断することなく、真実相当性―つまり、真実でなくても、真実であると思い込んでも仕方のない事情があった場合は、名誉毀損に問われない、との規定により、訴えを退けた)。

「音声データは合成物」との呆れた疑難
「人間が発声できない無音空間」だって!?

この不当判決を奇貨として顕正会は、あたかも裁判所が、妙観講による音声データ捏造を認めたかのごとき誇大宣伝を開始した。

だが、このような虚構は、実際の判決文を示せば崩壊してしまう故に、顕正会では、さらにとんでもない主張を加えてきたのである。

それは、顕正会が依頼した鈴木・三崎法科学鑑定研究所(※以後「法科研」)の鑑定書に〝「カエリタマエ」という音声は、無声区間で「カエリ」、「タマ」、「エ」に区分されており、連続していない〟とのくだりがあるのに目を付け、
「思うに、大草一党は、『カエリ』、『タマ』、『エ』という複数の音声を用意し、それらをつなぎ合わせて一つの音声を合成したのであろう。ゆえに『カエリ』と『タマ』、『タマ』と『エ』との間に不自然な無声区間があり、かつ、音量が急激に変化して、結合部分が不連続になっているものと思われる。かかる卑劣な所業は、およそ常人になし得るものではない。(中略)『カエリタマエ』の音声が、お粗末な合成物であることが明白となった」(『顕正新聞』令和三年六月十五日号より。法務部長・藤村雄大の発表)
などと発表したのである。

以後、顕正会は、「カエリ・タマ・エの音声には人間では発することのできない無声区間がある。これが合成の証拠だ。否定するなら、この不自然な発声をしてみろ」などと言って、妙観講員に対してだけでなく、他寺院の御僧侶や講員にまで、難癖(なんくせ)を付けてきた。
だが、顕正会が根拠とする法科研の鑑定書をよく読めば、そんなことまでは書いておらず、これは所詮、顕正会が誇大に誹謗しているものにすぎないので、本紙もこれを軽く見て放置してきたのだが、顕正会員が今も執拗にこの難癖を付けてくるため、音響の仕事に従事する読者からも、顕正会の主張は誤りであるとする投書が寄せられた(本紙五月十六日号に掲載)。

日本音響研究所が真実を明らかに!
顕正会が作った誹謗ストーリーは崩壊

そこで、この顕正会による悪宣伝にピリオドを打つべく、あらためて妙観講法務部が日本音響研究所に、顕正会のいう「カエリタマエ」の音声データに見られる不連続について、説明を求めた。その日本音響研究所からの回答の主要部分を、以下に紹介する。

「新聞記事(※顕正新聞の記事)では、『カエリタマエ』という男声は不連続であり、何らかの音声を合成して作り上げたものであるという指摘がなされているが、これは誤りである。
2021年1月13日付弊社作成の意見書では、『カエリタマエ』という男声と録音機を保持している女性の呼吸音が時間的に重複しており、録音が不連続であるということはない、と主張したものである。
しかしながら新聞記事では『カエリタマエ』という音声が不連続である、という主張がなされている。
そこで指摘されているのは、記事内容を見る限り、声帯の振動が中断しているため音声が不連続である、という点を根拠にされている。
発声の際に、子音によっては声帯の振動が一旦停止しなければ発声できないものがある。
声帯の振動が伴わない子音を無声音と呼び、破裂音と摩擦音が含まれる。

新聞記事で指摘されている声帯の振動が不連続な点は『カエリ』の後の『タ』であるが、その子音『t』は無声歯茎破裂音といい、舌の先と歯茎の内側で閉鎖を作って解放する(はじく)際に発生する破裂の音で声帯の振動を伴わないものである。

新聞記事では、声帯の振動が伴わない子音を発声したところを指定して、声帯の振動が連続していないとし、『カエリタマエ』が編集や合成されたものと断じているが、これは大きな誤りであると指摘する。」

つまり、「カエリタマエ」の音声データには、録音している女性の呼吸音と重複している箇所があるため、判別が困難な箇所があるが、これは録音が不連続なのではない、また、「リ」と「タ」の間に見られる無声区間は、日本語の発声方法において、必然的に生じる無声区間にすぎない、ということを指摘して、顕正新聞が発表している「何らかの音声を合成して作り上げたもの」との主張は「大きな誤りである」と断じているのである。

ここに、法科研の意見書を悪用し、顕正会法務部長・藤村雄大が作り上げた誹謗ストーリーは、完全に馬脚を現わしたといってよい。

これまで、組織の発表を鵜呑みにし、訳も分からず「これは人間が発声できる音声ではない」「妙観講による音声データ捏造が証明された」などと騒いできた顕正会員は、自らの無知な言動を恥じ入るべきである。

また、一事が万事、現在、顕正会が組織を上げて大宣伝している「日顕上人の悪臨終」などという誹謗も、何らの根拠もない悪質なデマであり、これを鵜呑みにして宣伝する会員も、堕地獄の業を作ることから免れない。
ことほど左様に、顕正会とは、無知な会員を地獄へと誘う堕地獄集団なのである。

(『慧妙』令和5年7月1日号より転載)