顕正会破折レポート

顕正会破折レポート⑥ ニセ本尊で詰まった顕正会青年部編

顕正会員の青年と知り合い、面談の約束をしたところ、当日、相手はもう一人の顕正会員を連れて来ました。
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顕正会員A 御存知のとおり、顕正会が日蓮正宗から破門になったのは、国立戒壇が大聖人様の御遺命であることを叫んだからです。なので、今日は「御遺命破壊について」をテーマにお話しましょう。まず、宗門の出版物において御遺命破壊があった場合、脱会するとサインしてください。

法華講員 要するに「宗門は以前、国立戒壇を肯定していたけど、今では使っていないから御遺命破壊だ」と言いたいわけですよね?

顕正会員A ……。

法華講員 その話を何時間議論しても、顕正会が正しい宗教か否かを判ずることはできませんよ。なぜかというと、すでに御宗門では、「国立戒壇」という言葉をなぜ使うようになったか、どうして使わなくなったか、を明示して、顕正会の主張を論破しているのですから。
それをいまさら、〝使用禁止以前の言葉〟と〝以後の言葉〟を比べて「御遺命破壊」と決めつけるのは、何も知らない法華講員を騙(だま)す詐欺(さぎ)的行為にほかなりません。

顕正会員A 詐欺とは人聞き悪い。

法華講員 詐欺じゃないですか。論破されたことを隠し、騙して顕正会に入れようとしているのだから。あなた方の手口はわかっていますから、取り合うことはできませんね。
それより論義しなければならない、もっと大事なことがありますよ。

顕正会員A 何ですか?

法華講員 顕正会が拝んでいる本尊のことですよ。

顕正会員A・B ……。

法華講員 大聖人様は「諸宗は本尊にまどえり」と仰せられ、その宗教の立てる本尊をもって正邪を判ずべきことを言われています。たとえば、あなたは創価学会のニセ本尊についてどう思いますか?

顕正会員A ……創価学会のは、自分達で勝手にコピーしたニセ本尊だと聞いています。御入魂もしていない。あれは大謗法ですよ。だからこそ、池田大作は大罰が出て生ける屍(しかばね)になって、もう何年も姿を見せてない。

法華講員 そのとおりです。だから創価学会は、紛(まぎ)れもなく邪宗教ですよね。ところで、その学会のニセ本尊について、浅井会長は何と言っていますか?

顕正会員A・B  ……。

法華講員 何も言っていないのですか?

顕正会員A そ~ですねぇ~。

法華講員 浅井センセーは、学会が戒壇の大御本尊を捨てたことを指摘して、「八百万の学会員を救いたい」と言っていましたが、学会が大量配布しているニセ本尊については一言も触れていないですよね。それは何故か。浅井会長もニセ本尊を作っているからなんですよ!

顕正会員A そんなこと絶対にありえない。顕正会の本尊は、当時妙縁寺に所蔵されていた本尊を、松本尊能化から頂いたものなんです。

法華講員 ここに浅井会長の指導の変遷をまとめた資料があります。見てください。
昭和六十年の時点では言っていなかった「日布上人の御形木本尊多数」が、平成十一年に追加されています。
さらに平成十五年には、「日布上人・日昇上人の導師曼荼羅四幅」が追加され、平成十九年には、「大幅(たいふく)の日布上人の御形木本尊」と「日布上人の〝大日蓮華山大石寺〟の脇書きがある導師曼荼羅の御形木本尊六幅」が追加されています。
このように、昔の指導では出てこなかった本尊が、どんどん増えている。これはどういうことでしょうか?

顕正会員B ……これは、これはたぶん、その時には言わなかっただけで、じつは最初から全部あったんですよ……。

法華講員 浅井センセーがそう説明してるのですね?

顕正会員B あッ、いや……。

法華講員 勝手に話を作らないでください。しかもですね、この「導師曼荼羅の御形木本尊」とか「日布上人の大幅形木本尊」というのは、じつは日蓮正宗からは出されていません。絶対にこの世に存在しない本尊なんです。誰が作ったんでしょうか?
今、地方会館が全国に建って、そこに祀(まつ)られているのがこの「日布上人の大幅形木本尊」ですよね。それを皆さん拝んでいるんですよ。

顕正会員A 顕正会はニセ本尊を作ることは絶対ない。「日布上人の御本尊」というのは、昔は各末寺で御本尊を出していて、品川の妙光寺で下附されていたものです。

法華講員 「日布上人の御本尊」はそうですね。地方会館の本尊の日付からみても、たしかに元になっているのは、昔、品川の妙光寺で下附されていた「日布上人の御形木御本尊」でしょう。
ところが、本物の御本尊のサイズは横幅が十三㎝のはずなのに、顕正会で祀っているのは、もっと大きい。「大幅」って言っているくらいですから。

顕正会員B 会館のは大きいですよ! いつも拝んでますから。A4、いやB4サイズくらいかな。

法華講員 ほらッ! それって拡大コピーじゃないですか!

顕正会員B いや……そんなわけない……

法華講員 拡大コピーですよ。元の版木は十三㎝なんですから。
これで、顕正会の「日布上人の大幅形木本尊」はニセ本尊、で決定ですね。御本尊を勝手にコピーしたら、学会と同じで、大謗法ですよ! 違うというのなら、どう違うのか、説明してください。

顕正会員B ……これは、自分達にはわからないです。

法華講員 そう、会員の方には真相はわからないですよね。だから皆、浅井センセーに聞いているのに、浅井センセーは一切説明していません。

顕正会員B 先生は、時が来ないと話されないんです。時が来れば、きっと話されます……。

法華講員 今現実に、あなた達を含めて多くの顕正会員が、この〝疑惑の本尊〟を一生懸命に拝んでいるのですよ! こんな重大なこと、説明してもらわないとダメでしょ! この事実に疑問を持って顕正会を脱会する人達が出ているんですから、説明してもらえるように、皆で署名運動すべきではないですか!

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その後、顕正会員は話をコロコロ変えて、国立戒壇や天母山、血脈否定など、多岐(たき)にわたる話を出してきたので、その一つひとつを破折し、最後にこちらから「何を言おうと、ニセ本尊を作ったら終わりだよね、大謗法ですから」とクギを指して終了しました。
あんなに頑(かたく)なに浅井を信じて、ニセ本尊を拝まされているわけですから、本当に気の毒だと思いました。一刻も早く、目を覚ましてもらいたいと思います。
報告者 K・N