顕正会破折レポート

チラシ配りに勤しむ顕正会婦人部 編

過日、都内の駅前で一人で顕正会のチラシを配っている婦人に遭遇したので、最初は何も知らないフリをして話に乗り、折伏しました。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

顕正会員 こんにちは。「冨士大石寺顕正会」です。(チラシを渡してくる)

法華講員 ああ、顕正会? 知っていますよ。

顕正会員 なぜ知ってるの? もしかして、どこかで話を聞いたことある?

法華講員 はい、あります。私、創価学会が大っ嫌いなんですけど、もしかして、あなたも学会ですか?

顕正会員 違う! 私も学会員だったけど、今は私も学会が嫌いよ! 私達は「冨士大石寺顕正会」と言います!

法華講員 そうですか。「冨士大石寺」? じゃあ、御僧侶はいらっしゃるんですね? まさか、創価学会みたいに、葬儀の導師を在家がするみたいなことはないですよね?

顕正会員 ……僧侶はいませんよ。でも、私達は浅井センセーのもとで正しくやってますから、成仏できるんです!

法華講員 え? 御僧侶がいないんですか? それじゃぁ創価学会と同じじゃないですか。「池田センセー」が「浅井センセー」に変わっただけですね。あなた、さっき創価学会とは違うって言いましたけど、同じようなものじゃないですか。

顕正会員 創価学会と一緒にしないで! あなた、何者? 法華講? あ?、法華講は謗法だから話しちゃダメだ。あっち行って!

法華講員 謗法って、何が謗法なんですか? そもそも「謗法」って、どういうことか、わかりますか?

顕正会員 ……「謗法」というのは、宗門のことよ! 池田大作にへつらって、浅井センセーを陥(おとしい)れようとしたじゃない!

法華講員 ……え? 「池田大作にへつらって、浅井センセーを陥れようとすること」が、顕正会で言う「謗法」の定義なんですか?

顕正会員 ……そうよ!

法華講員 これはまた都合のいい、勝手な解釈ですね。どこにそんな御金言があるんですか?

顕正会員 ……。

法華講員 大聖人様は、「謗法とは謗仏、謗僧なり。三宝一体なる故なり」と仰せです。
つまり、「仏や僧侶を謗(そし)ることを〝謗法〟という。それは仏法僧の三宝が一体だからである」と大聖人は言われていますよね。

顕正会員 ……?

法華講員 浅井サンは仏様ですか? 御僧侶ですか?

顕正会員 ……浅井センセーは、現代において唯一正しく大聖人様の御遺命をたもっている方ですから、その意義はあります。

法華講員 へ~、そうなんですか。浅井サンはたしか、以前、総本山第六十六世の日達上人から厳しく注意を受けたけど、それに反発して、「流血の惨事が起きる」などという、とんでもない脅迫文書を宗門に送り付けた人ですよね。
そして、再三の注意も聞かないで、最後は日蓮正宗から破門になりましたね。その後、六十七世日顯上人、六十八世日如上人にも反逆し続けていますね。
そんな、日蓮大聖人の後継者であられる歴代御法主上人に反逆するホトケ様って、いるんですか? 歴代御法主上人に反逆することこそ、これ以上ないほどの大謗法ですよ。

顕正会員 宗門は、国立戒壇建立の御遺命を曲げたから悪い。大聖人様の仰せに背(そむ)いたんだから、責められて当然よ!

法華講員 あのですね、国立戒壇って大聖人の御遺命じゃありませんよ。御遺命というのなら、御書にあるはずですが、どこに「国立戒壇」なんていう言葉があるんですか?

顕正会員 あなた『日蓮一期弘法付属書』を読んだことないの?
「国主此の法を立てらるれば、富士山に本門寺の戒壇を建立せらるべきなり」というのは、まさに「国立戒壇」でしょ!

法華講員 はい? 国主が立てるのは「此の法」であって、「戒壇」とは言われていないですよ。ここで仰せられている「立てる」とは、正法の信心を立てるということです。つまり「国主が正法を信仰し、広宣流布が成されたとき」ということです。

顕正会員 立てるといったら建物に決まってるでしょ。それ以外ありえないよ。

法華講員 ならば、『撰時抄』に「日本国にして此の法門を立てんは大事なるべし云云」と仰せられていますが、これは〝法門を建物として立てる〟という意味ですか? 違いますよね。
この他にも「立てる」という言葉を、「法を信受する」という意味で使われている御金言はたくさんありますよ。

顕正会員 そもそも広宣流布がまだ来てないのに、正本堂を御遺命の戒壇なんて言うのがおかしいの。あ~、腹立たしい。

法華講員 間違ったこと教えられて可哀想ですね。よく日達上人の『訓諭』の全文を読んでから言ってくださいね。あくまでも、「現時における事の戒壇」ですから。
(※ここで、「事」と「義」の立て分け方を簡単に教えてあげる)

法華講員 ところで、素朴な質問ですが、広宣流布ということは、誰が判定されるんですか?

顕正会員 ……その時になれば、皆、自然と分かるものでしょ。誰ということはない。その時の成り行きだね。

法華講員 へえ、大聖人様の「御遺命」を成り行きで決めるなんて、それでいいんですか。顕正会って、いいかげんですね。
広宣流布かどうかは、その時の御法主上人によって判定されるんですよ。
浅井サンは顕正会員に絶対に教えないでしょうけど、『百六箇抄』という御書に、
「上首已下並びに末弟等異論無く尽未来際に至るまで、予が存日の如く、日興が嫡々付法の上人を以て総貫首と仰ぐべき者なり」(御書一七〇二頁)
とあるとおり、大聖人様は、日興上人以後、血脈相承を受けられた歴代の御法主上人を、生きておられる大聖人のごとくに拝していきなさい、と仰せられているんですよ。

顕正会員 出た! 法主絶対論!

法華講員 ほんと、顕正会は創価学会と同じですね。あのね、今、御書の御文を説明したんですよ。あなた達は、都合の悪い御金言については浅井サンから何一つ教えられていないんでしょうけど……。
あなた達顕正会員が教えられていない御金言は、いっぱいあるんですよ。もっと謙虚に法を求めたらいかがですか。

顕正会員 もういいから、帰って。シッシッ!

法華講員 自分から話しかけておいて何ですか。
それにしても、顕正会員は、本当に可哀想ですね。御登山もできなくて、御開扉も受けられないなんて。しかもニセ本尊まで作っちゃって。絶対に成仏できませんよ。

顕正会員 そんなことないわ! 成仏を見たことがないでしょ!? 成仏って、どんな状態か言ってみなさいよ。法華講では絶対に無いわよ!

法華講員 いえいえ、先日も法華講員の葬儀があって、私もこの目で御遺体を拝見しましたが、色白で半眼半口の、それはそれは綺麗(きれい)な成仏の相でしたよ。
顕正会はニセ本尊を拝まされて、成仏できるわけがありません。そうそう、ニセ本尊作りも創価学会と一緒ですね。

顕正会員 創価学会と一緒にしないで!

法華講員 学会が日寛上人の御本尊をコピーして勝手に印刷してばら撒(ま)いたのは、大謗法でしょ? 顕正会も出どころの分からない、〝日布上人の本尊〟とやらが次々と出てきていますけど、同じですよ、学会と。

顕正会員 知らない。興味ない。

法華講員 どこから出てきたかも分からない本尊を拝まされて、怖くないですか?

顕正会員 怖くない、浅井センセーがついてるから。

法華講員 教祖を妄信していたオウム真理教と変わりませんね。洗脳って怖いですね。

顕正会員 サヨウナラ! もう話しかけてこないで!

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

この婦人は、一旦この場所からいなくなりましたが、私が用事を終えて再び駅を通ると、またチラシを配っていたので、再度話しかけて「社会悪になるから、やめるように」と諭(さと)したところ、交番に駆け込んでしまいました。

この婦人は、「顕正会は創価学会と同じ」と言われることに猛烈に拒否反応を示していましたが、異流義というのは、最初は別々の主張をしていても、結局は同じような路線にはまってしまうのだ、ということを痛切に感じました。

正法正師のもとで正しく信心できる喜びをもって、さらに折伏を実践してまいります。

報告者 H・H