佐々木 信能
『顕正新聞』七月十五日号に、顕正会男子部班長の渡勇喜が、私と対論したときの状況を「教学委員を見るや脱兎の如く逃亡!」との見出しで掲載しています。しかし、その内容たるや、事実とあまりにもかけ離れているため、ここに反論を述べさせていただきます。顕正会における「活動報告」とやらが、いかにデタラメなものであるかが、おわかりいただけると思います。
渡と会う発端となったのは、私が渡に顕正会破折の動画を送ったことです。
その動画とは「顕正会をぶっつぶせ」というYouTubeチャンネルで、顕正会教学部長の坪田敏が見事に破折粉砕され、遁走した有り様を克明に語っているものです。
この動画を四月十一日に渡へ送ったところ「直接会って話したい」との返信があったため、五月十二日の十九時三十分に、東浦和のサイゼリヤで会うことになったのでした。
その際に私から、渡へ「来るときは一人で来られますよね」と確認したところ、「一人で行きます」との返信があり、一対一で会う約束が成立したのでした。
しかし当日、蓋を開けてみれば、ファミレス内には六人掛けの席が確保されており、渡と私が落ち合った後、ほどなくして教学部の坪田、浅野、依田の三バカトリオが乗り込んできたのです。
最初から大勢で来る計画を立てていたことはバレバレなのですが、一人で来る約束を破ったことについて渡は「教学部の人が勝手に来たんです」等と、子供騙しのような言い訳で弁明してきました。要するに顕正会とは、約束一つ守らない団体なのです。
渡は『顕正新聞』において「信能の狼狽(ろうばい)ぶりは相当なもので、こちらが丁寧(ていねい)に話をしているのに、信能はすぐさま席を立って店員に泣きつき、助けを求めたのです」と書いていますが、これも嘘八百です。
私は、六人掛けの席が用意されている時点で、後から教学部の連中が来るものと察しが付いていましたので、特に狼狽などすることはありませんでした。
教学部の坪田らは、店内にも関わらず、三人全員がスマホで動画撮影を開始し、口々に「佐々木さんお話しましょう」等と、さも話をするのが当たり前のような態度で向かってきました。そこで私は彼らが動画撮影しているスマホに向かって「今日は渡さんと一対一で会って話すために来ました。ですから坪田さん達と話す予定はありません。どうしても私とこの場で話したいなら、約束を破ったことについて土下座でもしてくれたら、考えてあげても良いですよ」と告げました。
強い言葉にはなりましたが、教学部の連中に礼儀筋道を弁(わきま)えさせるため、そのように話し、続いて「店内は貸切の場ではないのだから動画撮影はやめなさい」と注意したのです。
ですので、狼狽したり取り乱したなどという事実はありません。いたって冷静でした。
逆に、教学部の連中はへらへらと薄ら笑いを浮かべるのみで、動画撮影を止めません。さらに坪田は、私と会うなり「のぶたばか、のぶたばか」と、くだらない悪口をひっきりなしに言ってくる始末です。
私が「店員に泣きついた」との件は、実際は、動画撮影を止めさせるよう店長に告げたことを言っているもので、べつに助けを求めたわけではありません。それによって店長も坪田らに対して、撮影を止めるよう注意していました。
店の中でどちらが異常な行動を取っていたかは一目瞭然(いちもくりょうぜん)であり、この連中のどこが「丁寧に話をして」という態度なのか、渡の目は腐っていた、としか言いようがありません。
『顕正新聞』では続けて「信能は、注文したオレンジジュースにもほとんど口をつけず(笑)、出口に向かって逃げ出しました。伝票はテーブルに置いたままでしたが、信能はそれを取りに戻ることもできないほど怯え、レジで支払いを済ませ、一目散に店の外へ遁走したのでした」などと書かれておりますが、本当にモノは言いようだと呆れるばかりです。
実際は、教学部どもが店長から注意を受けても私に対する撮影を止めなかったため、私が店内にいること自体が店への迷惑につながってしまうと判断し、さっさと会計を済ませただけの話であります。オレンジジュースを飲まなかった云々とありますが、それを言うなら教学部どもの三人は、店に居ながら注文すらしていません(笑)。注文もしないで、店内で撮影し、迷惑をかけ続けていた異常なオッサン達から、私の行動を非難される筋合いはないと思います。
また、私が「警察、警察」と言ったというのは、坪田らが店の入り口に立って通路を塞いだ時に言った言葉です。
他人の通行を妨げることも犯罪ですし、店の入り口を塞いでしまったら他の客も出入りできなくなるではありませんか。坪田らには、そういう迷惑行為をしている自覚がないので、私は「警察を呼んだ方がいいですよ」と店に促したのです。
このようなやり取りの後、店外に出て、駐車場で彼ら四名とやり取りをしましたが、彼らはひたすら動画撮影を続け、それぞれが喋りたいことを喋っている状況で、まったく会話が成り立ちません。
坪田に至っては、撮影用のスマホを持つ手がブルブル震えていて、ひたすら「のぶたばか、のぶたばか」と呟くばかりです。
店の駐車場でこんなやり取りを続けていても仕方ありませんし、時刻も遅く、身の危険を感じる状況であったため、私から「一対四で話すなら、東浦和駅前で話そうじゃないか」と提案しました。
しかし、浅野からは「あっちの公園に移動しよう」等と、より暗がりの場所への移動というバカげた提案を出してくるため、私が自分から駅の方へ歩き出し、手招きして彼らについて来るよう促したのでした。
しかし、彼らはそこから一歩も動かず、ひたすら動画撮影をすることに終始し、私が駅に到着してからしばらく待っていても、やってくることはありませんでした。
これらの状況を渡に言わせると「信能は何やらジェスチャーをして強がり、逃げていきました」ということになるのですから、本当に笑わせてくれます。
渡は『顕正新聞』に「私は逃げる信能に『佐々木さんが(中略)顕正会員を救うと言ってたのは嘘だったのですか?』と責め」と勇ましいことを書いていますが、実際に会った時の彼は、蚊の鳴くような、か細い声で、何を喋っているのか分からず、顔面蒼白で、正常な精神状態ではないように見受けられました。
なお、渡の発表の中で、佐々木が「教学部と法論をする必要はありません」とメールした、という内容だけは、全くその通りです。YouTube「顕正会教学部長坪田敏の嘘八百を粉砕する」の動画において、坪田らは木端微塵(こっぱみじん)に粉砕されていますから、この上、私が何か話す必要はなく、坪田が動画に対して堂々と反論すればよいだけのことであります。
併せて言っておきたいことは、彼らは「妙観講は顕正会の訪問は大歓迎との公式見解を行動で示してみよ」という言葉がお気に入りのようですが、それは、ルールと常識を守った法論についての話です。
約束は破る、社会常識は守らない、口々に言いたいことを喚(わめ)いて会話が成立しない、こんな連中を相手に何をしようと言うのか、こちらが教えてほしいものです。
したがって、今後も、まともな法論なら喜んで対応しますが、莫迦(ばか)な狂犬とわかった時点で面談はお断わりします。それで「逃げた、逃げた」と宣伝されても、こちらは痛くも痒(かゆ)くもありません。恥を知れ、と言うのみであります。
以上
(『慧妙』令和5年8月1日号より転載)