顕正会男子部の実態

顕正会男子部が逮捕!書類送検さる

 法華講員を「殴る」「殺す」「乗り込む」と脅迫

折伏を受け脱会決意するも一転
悪質な脅迫と組織的嫌がらせ

去る六月三日、顕正会男子部Sが、法華講壮年部W氏に対する脅迫罪で埼玉県警蕨(わらび)警察署に逮捕された。

顕正会員による暴行や脅迫は、これまでに各地で幾度も発生し、たびたび警察沙汰になって、顕正会本部に対する家宅捜索も行なわれてきた。

これにより、少しは自粛路線に転じていたかに見えたが、またしても今回のような事件の発生。やはり、その暴力体質は変わっていなかったようだ。
以下、事件の概要を述べる。

令和四年十一月初旬、W氏の運営するホームページ「ダッカイネットワーク」(http://dakkai.net/)に、顕正会員Sから
「本当の信心について教えて下さい」
との相談があった。

これを受け、同年十二月三日、W氏はSの住む茨城県まで出向き、ファミレスでSと面談、Sから顕正会に対する疑問などを聞き、脱会を勧(すす)めた。しかし、Sは脱会・帰伏するまでの決意が固まらず、今後も引き続きW氏とやり取りしていくことを約束し、この場は別れたのであった。

ここまでは、ごく普通の流れだったが、Sはこのやり取りを顕正会幹部に報告し、幹部から「二度とWと会うな」との指示を受けたとのことで、その後からSの態度が一変した。

同年十二月八日午前八時三十九分、SからW氏に、メールで次のようなメッセージが入った。
「ぜってえ逃げんなよ!」
「まぁ逃がさないけどね!」
「てめえの寺院に今度乗り込むからな 覚悟しとけ」。

同年十二月十一日午後二時四十分頃には、Sからの留守番電話が。
「もしもーし もしもーし
いい加減 連絡返せ この野郎 てめぇ おい
おい いつまでもシカトしてんじゃねぇぞこの野郎
おい クソW おい なあ
こっちはおめぇの住所調べて 調べたんだからな こっちは
家に押しかけっからな この野郎てめぇ
おい おい わかってのかてめぇ
おい クソW おい おい おまぇの●●見に行くからな この野郎 行くからなてめぇの家に」

同年十二月二十七日にはメールでメッセージが。
「おはようございます、遂にこの日が来ましたね、予定通り寺に19時に伺いますのでよろしくお願いします。それともう一人副長も一人加わります。伺う人数:支隊長2人、隊長2人、副長1人、そして私で、計6人になりました。」
「必ず伺います。覚悟しとけ」
「クソWは絶対に許せません ぶん殴ってしまったら すいません!」
そして、同年十二月三十日のメッセージでは
「おい、負け犬クソW 明日また寺に行ってやるよ! 今度は逃げるなよ クソW、時間は午前10時だ ぶっ殺してやるからな」

このような脅迫が繰り返された後、年が明けた令和五年三月二日には顕正会教学部長の坪田敏・副教学部長の浅野恭浩・男子部幹事の依田某ら三名が、実際にW氏の自宅に押しかけ、さらにコンビニに行くW氏に付きまとって、嫌がらせを続けたのである。

こうした悪質行為に、ついにW氏は刑事告訴を決意。令和五年十月四日、埼玉県警蕨警察署に告訴状を提出したのであった。
以来八ヶ月、慎重な捜査が行なわれた結果、今回のS逮捕に至ったという次第である。

この経過を見れば明らかなように、これは、たまたま体が触れたとか、激論のあまり口が滑った、などというものではなく、明らかに加害意識を持って犯行に及んだものであって、悪質極まりないものである。

現代のような法治国家において、こうした謗法者からの迫害を、最初から諦(あきら)めて泣き寝入りしたら、いたずらに正法流布が妨げられることになろう。W氏のように、告訴に踏み切る勇気を持つことも大切といえる。

(『慧妙』令和6年7月1日号より転載)