資料集

これぞウソつき顕正会の真骨頂!臆面もなく虚事を発表する幹部達

寺院から顕正会に入ったという人物は存在せず!
「住職が顕正会を賞賛」も真っ赤な嘘

顕正会における発表がウソだらけなのは、今に始まったことではないが、四月十五日付『顕正新聞』に掲載された女子部区長の「活動報告」はひどすぎた。

事実の歪曲どころか、まったくの事実無根、影すら存在しない話をまことしやかに語って、日蓮正宗寺院を貶(おとし)めているのである。

くだんの記事は、滋賀県の女子部区長・西脇綾乃の発表で、そのハイライト部分は以下のとおり(要旨)。

「昨年六月に顕正会に入会した大黒さんは、その後、所属していた滋賀県の啓道寺の住職に、顕正会の広告文(※後述)を見せつつ顕正会に入会したことを伝えると、啓道寺の住職は『いいことが書いてある。顕正会で頑張りなさい』と、呆気(あっけ)なく脱講を認めた」
云々。

啓道寺御住職・大薮御尊師をよく知る本紙編集子は、この駄文を一読して、「大薮御尊師がそのように言われることなど、絶対にありえない!!」と確信。
直ちに取材を始め、まずは「〝大黒さん〟とは、どういう人物か」を啓道寺に確認した。
すると、なんと、過去にも現在も啓道寺の信徒に「大黒」などという人物はいない、ということが判明した!

しかも、過去から現在に至るまで、啓道寺から顕正会へと退転した講員は見あたらず、そればかりか、御住職にそのような報告をしに来た人物などいなかったのである。
当然、報告に来た人物がいない以上、住職が言ったという「(広告文に)いいことが書いてある。顕正会で頑張りなさい」とのセリフもまた、まったくの作り話である。

それにしても、顕正会の幹部達は、なぜ、このようなウソを平然と言えてしまうのであろうか。公の席でウソを並べ立てておきながら悪びれるふうもない―彼らはいったい、どのような精神構造をしているのであろうか。じつに邪教の害毒の恐ろしさを思わずにはいられない。

西脇某女の詭弁(きべん)はさらに続く。いわく、
「大黒さんは、センセーのお心に胸を熱くし、学会・宗門に籍を置く家族・友人を救い切らんと、猛然と折伏に奮い立ったところ、たちまち怨嫉(おんしつ)が巻き起こったが、センセーの著作物を読んで励まされた」(趣旨)
と。そして、毎回のパターンながら、歯の浮くような美辞麗句をもっての浅井センセー礼讃と、出版物の啓蒙が展開されるのである。

顕正会でいう「広告文」とは

顕正会で言う「広告文」とは、『基礎教学書(日蓮大聖人の仏法)』(浅井昭衛著)なる書籍の広告を装ったチラシ(※写真参照)のことで、浅井昭衛は「広告文と遥拝勤行で広宣流布は必ず成る」とうそぶき、会員をこれの全国配布に駆り立ててきた。

会員の間では「魔法のチラシ」(読んだだけで魔法にかかったように入会する、との意らしい)とも呼ばれるこのチラシ、浅井の発表によれば昨年秋の時点で〝四千万枚を超える配布ができた〟そうだが、むろん、会員はこれを有料で買って配布するのである。浅井が配布をあおる、それで潤うのは誰なのか、を考えるべきであろう。

「御命題達成」に関し滑稽な言い掛かり
顕正会の手口を法華講に転嫁する間抜け

次に取り挙げるのは、四月度男子部班長会で発表した山梨県の総部長・岸農之の「活動報告」。

岸は、日蓮正宗が「令和三年・法華講員八十万人体勢の構築」の御命題を達成したことを取りあげ、「早瀬管長(日如上人猊下の事)が、自分の面子(めんつ)を立てるために、八十万人体勢が達成したと、虚偽の発表をした」(趣旨)などと、「八十万人達成」を虚偽呼ばわりする発表をした。そして、「八十万達成の虚偽を裏付ける証拠だ」として、彼はとんでもない言い掛かりを付けてきたのである。

岸、いわく、
「妙観講員が、静岡に住んでいるネパール人達に、紹介料として金銭を手渡し、別の友人を入信させている。入信勤行は、末寺にも行かず、数珠や経本を使わず、イヤホンを付けて読経を聞くだけで入信扱いにしていると聞いて、唖然(あぜん)とした」(趣旨)
と。

この岸の発表を音声データで聞いて、「唖然とした」のは、妙観講のほうだったという。なぜなら、妙観講は顕正会と違って、ネパール人に「紹介料として金銭を手渡し」た事実など一例もないし、「イヤホンで御経を聞くだけで、末寺にも行かずに入信扱い」と言うに至っては、入信の制度上、絶対にありえないことなのである。

まず、「イヤホン」云々がなぜあり得ないか、から説明しよう。
日蓮正宗では、入信する本人と紹介者がそれぞれ、御授戒の願い出用紙に氏名等を記入し、それをもって寺院で御授戒が執行される。そして、その御授戒用紙に御授戒を執行した寺院(ほとんどは所属寺院だが、最寄り寺院にお願いする場合もある)の寺判が押され、それが宗務院に提出されて成果とされる。したがって、どこにも誤魔化す余地もなければ、誤魔化す必要もないのである。

ちなみに、妙観講では、日本在住のネパール人が入信した場合は、御授戒の後、可能なかぎり寺院で写真を撮るようにしているという。その理由は、日本にいるネパール人の多くが、顕正会員に騙されて顕正会に入れられた経験を持っており、今後は〝フェイク(にせもの)の顕正会〟と〝正しい日蓮正宗〟に迷わないよう、寺院での御授戒記念の撮影をしているのだとか。

顕正会の布教のデタラメぶり

なお、かつて顕正会に入会させられて現在は妙観講の講員になっているネパール人達にも話を聞いたところ、顕正会員から誘われるまま会館らしきところに付いて行って南無妙法蓮華経と唱えたが、それっきり顕正会員からの連絡はなかった、という人がほとんどで、中には、顕正会員に付いて会館に行ったところ、「僕達は今から御経をあげるから、待っていて」と言われて待たされたあげく、いきなり「入会おめでとう」と言われたというネパール人もいた。さらに、知り合いのネパール人の中には、友達を顕正会に紹介して金銭をもらい、それを仕事のようにしている人までいたとか。

こういったことを顕正会の組織を挙げて行なっているのか、あるいは会員個人の判断で行なっているのかは知らないが、ネパール人を狙った顕正会の〝人数の帳尻合わせ活動〟は、デタラメな組織ならではの粗雑さである。そんな自分達と、真の正法正義を丁寧に流布している法華講が一緒だと思われては大迷惑だ。

ついでに、「イヤホンを付けて読経を聞くだけで入信扱いにしている」という話にも触れておこう。
もちろん、こんなバカなことは、妙観講でも他の法華講でも絶対にあり得ないことは、先述したとおりだが、では、なぜこのような話が出てきたのか、疑問に思って調査したところ、ある事実が浮かんできた。

それは、妙観講では、日本語に不自由なネパール人を折伏する際、通常は、最初にネパール語による仏法講演会の動画を見せているのだが、静岡のあるファミレスで、周りに客もいることからイヤホンで講演会を見てもらったことがある、とのこと。

岸が言っているのは、このことか!? それとも、毎月、ネパール人講員の育成のためにネパール語で行なっている会合(「ネパールミーティング」)の動画配信を見てもらっている時のことか!? いずれにしても、妙観講は、粗雑な顕正会など足もとにも及ばない丁寧さで折伏・育成をしているのである。
顕正会は、宗門の「八十万人体勢の御命題達成」を云々するよりも、まずは自分達の、虚構で積み上げた二百何十万だかの幽霊会員を心配したほうがよかろう。

結び

それにしても、なぜ顕正会では、このような〝作り話〟の活動報告が横行するのであろうか。
彼らが臆面もなくウソをつけるのは、センセーはじめ会内での〝覚えめでたき〟を得るためであったり、潜在的な幹部同士の競争意識であろうことは容易に察しがつく。

事実、自分のほうが分(ぶ)が悪かったにもかかわらず、「妙観講の吉尾和美部長を法論でやり込めた」(実際は真逆で、その模様は本紙前号・前々号の「顕正会破折レポートを参照されたい)と、数回にわたって大ウソ発表をしてきた四国の川崎泰之などは、ついこの間まで「四国・中国地方を担当する総部長」だったのが、こうしたウソ発表を続けたら、あっという間に、四国・中国地方に九州地方を加えた地域を統括する「副総男子部長」に昇格した。川崎本人は、「センセーから西日本を任された」と大喜びのようだが、ウソをついて評価されれば役職が上がる、というのが顕正会の実態らしい。

さて、話を戻すと、幹部ら自身のウソもさることながら、同時に、それに会長・浅井昭衛の思惑が大きく絡んで、さらにウソが糊塗(こと)されていくのであろうことも想像に難くない。つまり、最初の核となるウソに浅井が尾ひれを付けて誇大化し、次第に後戻りできなくなる、という構図である。

そして、美辞麗句を極める幹部らの発表は、浅井と彼の著作物をことさらに持ち上げ、会員らをさらなる洗脳の深みへと誘っていくのである。
気の毒な会員らが、一日も早く、この恐ろしき闇から解き放たれる日が来ることを願って止まない。

(慧妙 令和3年5月16日号より転載)