”顕正会員を洗脳するための妙観講誹謗記事”を粉砕する
理境坊所属妙観講・広報部
七月五日付『顕正新聞』に「世相閻魔帳⑧」 なるコラムが掲 載され、そこに「寄生虫の悪あがき」と題する、理境坊所属妙観講と大草講頭に対する誹謗中傷記事が載っている。
何やら妙観講に対し「寄生虫」呼ばわりをもって誹謗しているが、当の顕正会こそが、日蓮正宗宗門から「宗門のパラサイト」(『顕正会破折 Q&A』)すなわち「宗門に寄生する輩」と定義付けされているのに、何をか言わんやである。
また、その記事の内容たるや、彼らがいかに、妙観講なかんずく大草講頭を憎み怨嫉しているかがわかる、感情的な悪口誹謗と捏造とで埋め尽くされている。同時に、その狙いが顕正会員の洗脳にあることが明らかなので、労を厭わず、その一つひとつを以下に破折しておく。
① 敗訴した途端に裁判の原告から大草講頭を削った?
まず、妙観講と大草講頭が顕正会を名誉毀損で訴えていた裁判(妙観講が浅井昭衛の「カエリタマエ!」音声を偽造した、との顕正会報道を、名誉毀損で訴え損害賠償を求めた裁判)について、「妙観講と大草(講頭)の両名が原告となって東京地裁に訴えたと、これ見よがしに報じたにもかかわらず、敗訴した途端に大草(講頭)が原告ではなかったかのように装う姑息は片腹痛い」等と、独りよがりの妄想によって、一方的な結論付けをしている。
「妙観講(大草一男講頭)が訴えていた」と書いてあれば、悪意のない一 般の読者には、当然、妙観講と大草講頭が一体となって訴えを起こしている、との意図が理解できる。それを殊更に詳しく、妙観講と大草講頭がそれぞれ訴えている、などと強調する必要もないし、読者もこんなことに全く興味はない。
こんな、どうでもよい部分に噛み付いてくるのは、とにかく何でも良いから、大草講頭の悪口を言いたくて仕方がない顕正会幹部(なかんずく法務部と称するお抱え弁護士)のみである。
そもそも『慧妙』には、複数の執筆者がいるので、執筆者によっては、原告が「妙観講と大草講頭」となっていたり、あるいは単純に「妙観講」となっていることもあるが、講頭は講中の代表であるから、「妙観講と大草講頭」などと書かずとも、「妙観講(大草一男講頭)」と書いてあれば、意味に大差はない(顕正会の場合は、法人の代表が浅井城衛、実質的トップは浅井昭衛だから、そうはいくまいが)。
こんな誰にでも簡単に理解できることに難癖を付け、無理にでも大草講頭への誹謗を試みる輩は、本当に救いようがないほど程度が低く、質が悪い。
②今回の不当判決が三審制の一審に過ぎず、裁判はまだまだ続くと言って強がる『慧妙』?
次に、「三審制」をノックアウトルールがないようなボクシングに例えて、「(三審制とは)どんなにボロボロで痛ましい姿に追い込 まれようとも、三ラウンドやらせてもらえるというもので、大草(講頭)は実際には意識朦朧・満身創痍でリングに突っ伏し、ギブアップすることもできない状態である」などと誹謗している。
おいおい、そんな悪口を吐く前に、去る五月十三日、顕正会が、埼玉県川越市・本種寺を名誉毀損で訴えていた裁判で、最高裁判所が顕正会の上告を棄却し、顕正会の全面敗訴が確定した事実を、何と釈明するのか。
彼奴等の言い方を借りるなら、顕正会は、その三審制で、ギブアップもできずボロボロにされたわけだ。
すなわち、第一審での勝訴判決に浮かれていたら、高等裁判所で逆転敗訴となり、ボロボロになりながらもギブアップすることができず、上告したものの、最高裁判所でも全面敗訴に終わり、完全にリング上で灰になって終わったのは、ほかならぬ顕正会である。
こうした自分達にとって都合の悪い事実には全く触れないで、よくもまあ、このような戯言(たわごと)が言えたものと、呆れるほかはない。
このようなカルト的体質(事実を隠蔽し会員を洗脳する体質)を見ても、さすがは、かつて「公安当局が顕正会を特異団体としてマーク」していただけのことはある、と納得がいくではないか。
③『慧妙』が公開した「カエリタマエ!」の音声データは、捏造だったということで、既に決着がついた?
さらに、この莫迦共は、顕正会が得た鑑定結果を挙げて、浅井昭衛の「カエリタマエ!」の音声は妙観講によって捏造されたものであり、既に決着がついたなどと書いて、あたかも裁判でもそのように認定されたかのごとく印象付けているが、これは読者を誤導する完全なミスリード である。
この事件のあらましを言えば、妙観講の女性三名が浅井昭衛 宅を訪問して、インターホンを通じて浅井の娘(訪問した側は、浅井夫人と思っていた)とやり取りをした。
その際、やり取りの中に、男の声が聞こえたように思った女性講員は、その時に録音した音声データを専門家が分析すれば、そこに浅井昭衛の声が入っているのではないかと考え、音響分析の権威・日本音響研究所(かの池田大作のキン○ンコ発言の声紋鑑定を行なった機関)に音声データを持ち込み、分析を依頼したのである。
その結果、浅井の娘(?)とのやり取りを録音した箇所には浅井の声は見つからなかったが、その後の方に「カエリタマエ!」という男の声が録音されているのを、日本音響研究所が見つけ出し、それを『慧妙』が報道したことから、この騒ぎになったのである。
そして、妙観講側で音声データの鑑定を依頼した日本音響研究所は「合成の痕跡はない」との鑑定意見書を出したが、顕正会側が探してきた別の鑑定士は、「これは合成と考えられる」などと、真逆の意見書を出したのである。
裁判では、原告・被告の双方が、音声分析の専門家による真逆の結果を示す鑑定書を提出したので、最終的に裁判所がどのような判断を下すか、注目されるところとなった。
結果的に裁判所は、音声データが真正なものか、捏造されたものか、その判断をすることは避け、顕正会側が「偽造された」と思ってしまったのは、顕正会で依頼した専門家がそのような鑑定をしたのだからやむを得なかった、として、妙観講の顕正会に対する損害賠償の請求を認めなかったのである。
顕正会では、あたかも「妙観講が音声データを捏造・合成したことが、裁判で認められた」かのごとく、事実を歪めて宣伝しているが、これは会員を欺く洗脳行為である。音声データが捏造であったと認定する判決など、どこにも存在しないのである。
判決の概要については、以上であるが、双方共に損害賠償の責を負うわけでない以上、実質的には「両者の痛み分け」に過ぎない、というべきであろう。
狂喜して莫迦騒ぎしている顕正会員は、冷静に正しく事実を認識すべきである。
④今後、大草(講頭)らはスケープゴート(身代わり)を用意し、「私が音声を捏造しました」と言わせるのであろう?
裁判所が音声データの捏造を認めたかのごとく印象付けるために、このような妄想を書き殴っているのであろう。寝言も休み休み言え、と言っておく。
➄大草講頭がネパールで謗法与同した?
手前勝手に判決を捻じ曲げ、妄想を繰り広げたあげく、「事のついでに」などと言って、今度は“大草講頭がネパールで謗法与同した疑惑”などという新ネタまで出している。
これがまた、“何か使えるものはないか”という、いやらしい根性で資料を漁る者どもの、悪意に満ちた悪口である。
すなわち、ネパールにおける会合で、大草講頭の座っている席の手前に、ガネーシャらしき像が映り込んでいる写真を見つけ出し、「ヒンズー教の神であろうが平気の平左の大草」などとふざけたコメントまでつけて、掲載しているのである。
件の写真は、今から六年前、ネパール現地の組織(NGO)の代表者が交代することになり、大草講頭らがそのセレモニーに招かれた時のものである。顕正会が指摘するガネーシャらしき像というのは、その会場となったホテルに置かれた装飾品である。
ネパールは、二十年ほど前までヒンズー教が国教であり、また釈尊が生誕した国であることから、生活のあらゆるところにその影響が入り込んでいて、日常空間に置いてあるマスコットからキーホルダーに至るまで、ヒンズーの神を模したものとか、仏陀を模したような装飾品が、あちこちに氾濫している。
通常、ネパールにおいて妙観講が主催する会合では、たとえ会場にもともと置かれていたものであっても、こうした装飾品は例外なく排除しているので、これまで妙観講の公式ホームページに掲載されている写真にはそのような物は写っていない。
しかし、この時のセレモニーは、主体が現地NGOであり、招かれた側の大草講頭らは、事前に会場の状態などチェックしていない。それ故、そこにそんな物があったということに気付いていなかったのだ。
だいたい、その場に招かれて着席しただけだから、その前のほうに、向こう向きに置いてある物など、裏側から見て何なのかわかろうはずもない。この写真が出て初めて、こんなものが置いてあったのかとわかったくらいである。
ちなみにこの写真をSNSにアップしたのは、信仰を退転して、御本尊を返却してしまった人物である。その人物が個人的に撮影してアップした写真だったので、誰の目にも触れることなく、顕正会が騒ぐまで気がつかなかった、という次第である。
ただ、それだけのことであり、しかも、これは実際のヒンズーの本尊などではなく、ただの装飾品に過ぎない。
これが何故、大草講頭の謗法与同の証拠になるというのか。
こんな写真を探し出してきて『謗法与同』だなどと大騒ぎするのは、異流義団体の常套手段である。
かつて創価学会では、理境坊住職・小川只道御尊師が地鎮祭で読経唱題された際、その近くに「道祖神」と書いた石があったといって、「道祖神を拝んだ」と言い、また、日顕上人御夫妻を写した写真の背景に、ホテルのクリスマスツリーが写っていた、といっては「謗法与同だ」と大騒ぎしたが、それとそっくりではないか。
学会にせよ、顕正会にせよ、理に詰まった異流義の輩は、相手のスキャンダル作りにいそしむしかないのであろう。哀れ哀れ。
「事のついでに」指摘しておくが、これが「謗法与同」だというなら、かつて浅井昭衛が、邪宗の新聞に、自らの名前で学会・日蓮正宗の批判を載せたことは、正真正銘の『謗法与同』ということにならないのか。
大草講頭の件が、“こんなものが置かれていたとは知らなかった”という不可抗力の出来事であったのに対し、浅井の所業は、“自らの意志で邪宗の新聞に仲良く宗教上の主張を載せた”のである。これが許されるという道理を示してみよ。
もっとも、宗門から破門された門外漢なんぞ、与同するも何も、すでに自らが骨の髄まで謗法まみれである。呵々。
⑥妙観講の折伏によって入信したネパールの約十万名の大半は、ヒンズー教の信仰を捨てたのか疑わしい者たちと窺われる?
妙観講の折伏によって入信したネパール人講員は、いずれも「この御本尊のみを信仰する」ということを誓って御授戒を受けているのであり、謗法の門外漢の心配など無用である。
顕正会のネパール人に対する勧誘のように、「とにかく何でもいいから大宮に行こう」等と、謗法払いどころか、何の説明もせず、入信の意思確認もないまま、時には金銭を渡して、入会勤行に連れて行くようなデタラメは、妙観講では一切していない。ましてや、入会を強要して拉致監禁し、逮捕された講員なども皆無である。
この莫迦共には、自分の頭のハエを追ってから言え、と言っておこう。
➆正本堂の完工式にキリスト教の神父が法服で参加?
恥ずかしげもなく、いまだにバチカン外交官の件を出しているが、何度でも言おう、日蓮正宗が、正本堂完工式(建物だけを内外の人々に披露する式典)に入れたのは、各国外交官に混じったバチカン市国の外交官二名であり、彼等の着ていた服装も、キリスト教の法服などではなく単なるローマンカラーに背広であった。
嘘も百回言えば本当になる、という言葉があるが、たとえ、顕正会が百回繰り返して否定しても、この事実は変わらない。こちらは当時、真相究明のため、駐日バチカン大使館に取材をかけ、その服装が単なるローマンカラーに背広であったことを確認しているのである。
以上、『顕正新聞』の謀略記事は、結局、自分たちこそが「寄生虫の悪あがき」であることを鮮明とするものであった。
最後に、「捏造音声への関与という“世法上の悪”と、謗法与同という“仏法上の悪”この二悪を兼ね備えた大草(講頭)の処遇につき、早瀬管長は真剣に検討するべきである」などと寝言を言っているが、くだらない戯言もたいがいにせよ。
彼奴等は、大草講頭を排除しさえすれば、大石寺に戻れる、とでも思っているのかもしれないが、それは見当違いな期待である。
日達上人・日顕上人・日如上人に造反し、ニセ本尊を造るという大謗法を犯し、大御本尊まします大石寺を「謗法の山」などと誹謗している顕正会が、宗門に復帰できることなど永久にあり得ない。
顕正会員は、この事実をよくよく認識せよ。そして、一日も早く浅井の洗脳から目覚めるべきである。
(令和3年7月16日号『慧妙』より転載)