浅井昭衛の危険【ポア】思想

続報 顕正会会長 浅井昭衛”密談テープ”の異常な内容 波紋拡がる「集団暴行計画・殺害容認」発言の衝撃

これが苟も宗教団体トップの発言か!?”密談テープ”が出てきた背景事情とは

本紙前号で報道した「顕正会・浅井昭衛と側近の密談テープ」の内容が、各方面に反響を拡げている。いやしくも宗教団体のトップが、集団暴行計画や、果ては殺害容認の腹づもりまで語っているのだから、当然のことだろう。また、それに伴って、この「密談テープ」に関する質問も本紙編集室に寄せられている。前号では紙面の関係上、詳しい説明ができなかったので、続報として、ここに補足しておきたい。

学会問題の渦中で起きた謀略訴訟

”密談テープ”はその過程で出たもの

問題の「密談テープ」であるが、これは平成九年に提起されたU事件と呼ばれる訴訟の過程で、初めて表に出てきたものである。

この事件は、後に「創価学会主任」を自称する、宗教ゴロのUなる人物が、「電話を盗聴された」といって騒ぎ出し、それを受けて、妙観講の元講員のW(※平成四年に妙観講より除名され、激しく妙観講・大草講頭を怨嫉していた。

その後、日蓮正宗からも信徒除名されている)が「自分が調査会社を使って盗聴した。それを指示したのは、第六十七世日顕上人、理境坊小川住職、妙観講大草講頭である」と言い、それを根拠にUが損害賠償を求めて民事訴訟を起こした、というものである。

そして、このU事件の裁判が始まったのを見定めるかのように、今度は学会本部職員(当時)のHが、「Wの自白によって、自分も盗聴されていたことがわかった」として、同様の訴えを起こしたのであった。

この二件の訴訟は、いずれも妙観講を除名された元講員Wの証言を根拠に起こされたものだが、裁判の過程で、Wがある法華講員に「じつは、この電話盗聴に日顕上人は無関係である」「大草に罪をかぶせて妙観講を潰)し、妙観講の財産を手に入れる」「無実の者に罪をかぶせることくらい、何でもないことだ」等と語っていた音声テープが出てきたことや、WとHが心を合わせていると窺わせる行動を取っていたこと(※その他にも、Wは学会本部にも出入りしたり、幹部から接待を受けたりしていた)や、肝心な部分でWの証言が変遷し続けたこと等から、Wの証言には信用性がないとして、日顯上人・小川住職・大草講頭に対する原告UとHの訴えは棄却された。

まさに謀略訴訟として、当然の結果であろう(※その後、UやHの主張を真に受けた学会員らが、怪文書やインターネットなどを使って日蓮正宗や妙観講を誹謗するなどしたことから、さらに裁判が起きたが、合計七件の裁判の全てにおいて、日顯上人や大草講頭が盗聴を指示したなどという与太話は退けられた)。

しかして、この裁判の中で、実際に電話盗聴が行なわれた証拠である、として、Wが裁判所に提出した録音テープと反訳書の中に、問題となっている、顕正会の浅井昭衛と側近の加藤礼子の密談の記録(平成元年二月二十三日に録音されたもの)も入っていた、というわけである。

もし、UやHに続き浅井や加藤も、このテープを根拠に訴えを起こしたならば、さらに日蓮正宗や妙観講に打撃を与えられる、という謗法者の策謀だったものと思われる。

裁判は背後の組織的謀略を指摘

”密談テープ”反訳にも謀略の痕跡

次に、この電話盗聴をしたのは誰だったのか、という点であるが、H事件において、Wは「盗聴によって録音されたテープは、自分と調査会社社員とで聞いて書き起こし、反訳書にした」と証言したが、その反訳書の中には、テープには録音されていない学会職員らの役職までが記入されていた(たとえば、テープの音声に出てくる個人名の横に、学会での役職が記載されているなど。Wは証人尋問で、それら役職を知らない、と証言するに至った)。

このことから、判決では「本件反訳書の作成には、創価学会の内部事情に通じている者の関与が窺われる」(要旨)と判示し、「誰が」という特定まではしなかったものの、背後にある組織的謀略を指摘したのであった。

そして、今回の浅井の密談テープと反訳書についても、精査してみると同様の箇所が見られる。

というのは、浅井昭衛は『顕正新聞』昭和六十三年九月二十五日号に「宗内の痴犬・妙観講の実態」なる誹謗記事を執筆して以来、常に妙観講を「痴犬」呼ばわりしてきた(昨今では「寄生虫」という呼び名に変えているが)。

この呼び名は、当時、妙観講に在籍していたWにとっては、それこそ耳にタコができるほど顕正会員から言われていたものであり、これを間違えたり忘れたりするはずがない。

しかるに、Wが裁判所に提出した、浅井と加藤の密談テープを書き起こした反訳書では、なんと「痴犬」を「地検」と反訳してしまっているのだ。

この点を見ても、浅井と加藤の密談を盗聴し、反訳したのが、Wであるとは考えられない(むろん、他の妙観講員とも考えられない)。

このことから、〝U事件やH事件などの過去の裁判内容を通じて、浅井と加藤の密談が盗聴されたことを知っていた〟という顕正会側も、盗聴事件の犯人が妙観講でないことには気付いていたものと思われる(気付かなかったとしたら、よほどのトロさである)。

許し難い”密談テープ”の浅井発言

顕正会員は一日も早く目を覚ませ!

にもかかわらず、浅井昭衛は令和元年八月二十七日の総幹部会の席上、

「大草は阿部日顕(上人)と相計って、三年にわたり五件もの電話盗聴という犯罪行為を犯している。(中略)日顕(上人)にとって、大草妙観講はまたとなき使い勝手の良い謀略部隊・秘密警察だったのでしょう」

などと、事実に反して、日顯上人と妙観講・大草講頭が盗聴をしたと発表したのである。

これでは妙観講から訴えられるのは当然で、浅井昭衛と顕正会は名誉毀損の違法行為を行なったものとして一審で敗訴し、損害賠償を命ぜられたのであった。

以上、顕正会・浅井昭衛の密談テープについて、寄せられている質問への回答を含む形で、その録音テープと反訳書の背景事情を説明してきた。

いずれにしても、浅井が側近幹部との間で

「こっちが痛めつけるからね、これからは」
「今、あいつ一人(妙観講・大草講頭)を狙っているんだ」
「刑事事件が起きるだろうね」
「そんなことを恐れていたら、闘いはできない」
「そんなもんね、皆、一人数万円の罰金を払えばいいんです」
「皆、男子部は罰金払ってもいいから、ぶん殴りたいって、そう言ってるよ」
「あんな悪人は本当に命根を断たなきゃね。命根断絶だ」

などと、恐るべき密談をかわしていたことは、裁判所に提出された証拠資料に載(の)っていることであり、動かしようのない事実だ。

こんな宗教者失格の悪人を「日目上人の再誕だ」とか「日寛上人の再誕だ」と信じている顕正会員は、一日も早く目を覚ますべきである。